刑務所を出所して、施設に入っていた紳を迎えに行ったマミ。紳はすでに壊れていた。
短い間に日本全体が退廃し、東京都には「健全な人間しか住んではいけない」という条例がつくられた。
「健全な日本の首都東京」は、表向きは健全になったが「詐欺を主な売
り物にしている大企業」と「エリートと言う名の詐欺師を癒すモグリの風俗店」が大量にできた。
東京の若い風俗嬢の肩書きは「ウエイトレス」。政治家達は見て見ぬフリ。
東京都知事に「健全ではない人間」の烙印を押されたマミは、自ら東京を離れた。
JR南武線沿線の汚い借家に引っ越し、堀ノ内の激安ソープで働きながら紳を養う日々。
マミはカウンセラーの勧めで、刑務所にいる裕に手紙を書く。裕からの返事で、裕の父が住んでいる田舎に引っ越すことを決意した。
家族水入らずの穏やかな田舎暮らし。そんな小さな幸せを願ったマミを待ち受けていたものは、もはや引き返せない悲劇だった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-31 12:39:35
15792文字
会話率:26%
とある男子高校生、秋山司が昼寝をしていると、神を名乗るものが夢の中に現れた。
神が言うには、司が子供をつくらなければ輪廻の輪が歪んで世界が滅んでしまうという。
そして神は司に一冊のノートの授ける。そのノートは、名前を書いた人間を自由に操る神
のノートだった。
世界の破壊を防ぐため、世界の平和を守るため、司は女達を孕ませるために動き出す―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-04 13:28:28
13218文字
会話率:32%
退屈していた。
悠は何か変化を求めていた。そんな時、学園で一番人気のある夕月恋に悠は告白された。何かが変わるかも知れない。そんな思いからつきあい始めた二人は、だんだんと親密になっていく。
そう―あの日までは…。
狂気の果てにその恋はどこに行
くのだろうか―?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-10 00:31:48
5951文字
会話率:38%
(この作品は未完になっています。更新の予定もなく、勝手ながら完結済とさせてもらいました。今まで読んでくださった読者の皆様には、お詫び申し上げます。)
双子の弟が女の子を殺した。罪を告白され、死体遺棄を手伝うように脅される、俺。流されるまま
に動く俺の人生は・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-13 17:58:06
30171文字
会話率:43%